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マリア堂コラム

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逆子の治療


治療について


逆子の治療は主にお灸を使って行います。

逆子の矯正は温灸の刺激によって赤ちゃんの自己回転を促すことを目的とします。

必ず使用するツボは足の小指の爪の際にある至陰と内踝の上にある三陰交です。

その他、東洋医学的な体質をチェックし、逆子の原因となっている体質の改善のためさらに必要な

ところにお灸をします。

また、逆子治療には自宅での毎日のセルフケアが必要不可欠です。

治療の回数は週に1~2回、期間は2~4週間くらいが目安となります。

 

治療の効果について


2週間以内の矯正率は83%、4週間以内の矯正率は94,5%という結果が報告されており、実

際にほとんどの逆子がこの期間で矯正されています。

逆子が治るメカニズムについては未だ解明されていませんが、下肢のツボに鍼灸治療を行うと、下

全体の皮膚温が上昇し血液循環が改善されることが、林田和郎氏の研究で明らかになっています。

さらに、東京女子医科大学 産婦人科 *至 誠会 第二 病院*の高 橋 佳 代 ・ 相 羽 早 百 合・ 武 田 佳

彦、3氏によるレポート「骨盤位矯正にお ける温灸刺激の効果について 」でも、「温 灸 に よ り

胎 動 数 の 増 加, 骨 盤 内 血 流 の 有 意 な 変 化 が 認 め られた」と考察されています。

鍼灸による逆子の矯正は、赤ちゃんが自然に胎位変換するよりも変換率が高く、優れた治療法とい

えるでしょう。

 

治療開始の時期について


初診時の妊娠週数が28~33週の矯正率は70~90%となっており、特に31週までに治療を

開始した場合の回転率が高くなります。

初産婦さんは32週を過ぎると回転率が低くなりますので、逆子と診断されたらできるだけ早

く(31週までに)鍼灸治療を受けることをお勧めします。


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骨盤位(逆子)の原因



骨盤位とは一般にいう逆子のことです。
妊娠中期までは30~50%が骨盤位ですが、大半は分娩時までに自然回転し分娩時に骨盤位であ

るのは全分娩の3~5%といわれています。

骨盤位は胎児の自己回転が妨げられることによって起こると考えられています。

 

その原因としては
1.子宮筋腫、子宮奇形など子宮の形態異常
2.前置胎盤や低置胎盤など胎盤の異常
3.狭骨盤
4.羊水過多症(羊水800ml以上)
5.羊水過少症(羊水200ml以下)
5.頻産婦(出産後まもなく妊娠した場合も含めて)
6.多胎妊娠
7.高年初産婦
8.臍帯が短い
9.胎児が小さい

などが挙げれられます。

また、上記以外にも胎児の首に臍帯が巻き付いている場合(臍帯巻絡)なども自己回転の妨げとな

りますが、赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、自分が安全で居心地のよい体勢をとっているといわ

れています。

 

 

東洋医学からみた骨盤位

 

中医学では妊娠30週以降に現れる子宮体内の位置異常を胎位不正といいます。

胎位不正の多くは腹壁が緩んでしまうことが原因で、さらに、気血両虚気機鬱滞血滞湿停など

の素因が関係していると考えられています。また、冷え逆子の原因の一つといわれています。

 

1.気血両虚
東洋医学では気は血を運ぶと考えられています。虚というのは不足しているという意味です。気が

不足していると、十分に血を巡らせることができません。気も血の十分な量が巡ってこそ健康とい

えます。気血が不足すると赤ちゃんもパワー不足となり、回転する力が弱くなります。

体がだるい、動悸、息切れなどの症状があります。

 

2.気機鬱滞
生命をはじめ、すべての原動力になるものが気です。 気とはある種の生命エネルギーみたいなもの

で、気と血が滞りなく巡っている状態が健康な身体と考えます。

ストレスや冷えがあると気の巡りが滞り、赤ちゃんの動きに影響を与えます。

胸が苦しい、お腹が張る、よくため息をつく、イライラする、抑鬱などの症状があります。

 

3.血滞湿停
妊娠後期になると血が子宮に集まるため、気の流れが滞りやすくなります。気が滞ると(気機不

利)水湿が内停します。血と水湿の停滞は赤ちゃんの動きに影響します。

お腹が張って痛む、尿量が少ない、脚が浮腫む、からだが重いなどの症状があります。


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